Yudai Tanakaのブログ。

自分が経験したこと、会った人、日々感じたことから学んだことを書き綴って言語化して、脳内にぶち込む。そんなこんなの備忘録的な日記。『とりあえずもっと愚直に頑張ります。』をモットーに生きています。

『今、1番自分を満たしてくれるものは何か?』から逆算して最良の選択肢をシボる。

今日で会社を設立して、1年7ヶ月と20日になる。

これまでの期間、5名ほどの学生インターンと働いてきたけど、そのうちの1人は起業すると言って、約半年間、うちでインターンをやって独立していった。

 

そんな彼は1年経った今でも、僕や代表のところに事業やキャリアの相談に来る。

そんな中、ちょうど先週彼と2時間くらい話す機会があったので、「今、どうなの?」という感じの質問を振った。

 

結論から言うと、今の彼は目の前の「やるべきこと」「やりたいこと」「やれること」が、ぐちゃぐちゃになり過ぎていて、コトの相関性見えていなかったり、優先順位が付けられない状況にあった。

 

資金調達をしなければ…

・ユーザーを集めなければ…

・オフィスを探さなければ…

・同じビジョンを持って働いてくれる仲間を集めなければ…

 

そしてまだ彼は登記していなかったので、

・登記するためのお金を稼がなければ…

 

などなど。聞けば聞くほど、どんどん溢れ出てくる。

 

僕自身も過去に全く同じ状況に陥ったことがあったので、その時自分がどうやって考え、実行していったのか?と、脳ミソにある記憶という記憶を掘り出したところ、1つの「問い」が出てきた。

 

「今、1番自分を満たしてくれるものは何か?」

 

言い換えると、俗にいう「何をしたいの?」というやつ。

すると彼は「~~~※省略」と言ったので、「だったらこうしたら?あ、でもその前にこれが必要だなぁ?」といった感じに、時系列に取るべき選択肢が(同時に相関性も)見えてくる。

 

ただその時、1つ重要なのが「選択肢は複数存在している」ということ。

要は「目的」を達成するための「手段・選択肢」は1つだけではない。

簡単な例で言うと、東京から福岡へ行く(=目的)には、新幹線でも車でも飛行機でもフェリーでも行ける(=選択肢)という話と全く同じ。

 

その中で、自分が持っているリソースと照らし合わせながら、"最良の選択肢"を取ることが重要。

 

で、話を戻し、最終的に僕が彼に伝えたのは、

 

「会社をどうしたいとか、まずは事業でこの形を作っていきたいとか、そういうのも重要。だけどそれよりまず、自分を思いっきりピュアにして(←これ結構重要)、現時点でどうなったら満たされるのか?を先に明確にして、その中で今の会社がどういう位置づけにあるのかを考えた方が最終的な成果やスピードは大きく上がる(のではないか)。」

 

これは、彼のみならず就活中の同期にも同じことが言えると思っている。

 

世の中には色んな会社・業界・職種があるから、とことん調べるのは重要。なんだけど、それよりも「自分がどんな働き方をしたいのか?」「3年後、5年後にどうなっていたいのか?」「働くことを通じて、何を得たいのか」をまず、できるだけ具体的に考えることに時間を割いた方がいいと思ってる。

その方が、戸惑いなくスッキリした状態で就活に臨めるし、何より"勢い"が付く。

その「勢い」というのは面接で語る内容やESの内容からも必ず伝わってくる(→それが結果的に印象に残り、向こうが採用したいと思う要素になる)。

 

この「自分がどうしたら満たされるのか?何が1番満たしてくれるのか?」という目的を定めたうえで「取るべき最良の選択肢」をシボる。

 

という考えが、圧倒的なスピードで大きな成果を残す1つのポイントなのかもしれない、と改めて感じた。

 

人間は誰でも「手段=何をやるか」から目を付ける傾向があるけど、長期的な視点で見れば、「目的=何のためにやるか」を押さえることから始める方が実は大きな成長を遂げられるのかもしれない。

 

 

 

なんて言ってるけど、いつの自分もそういう視点を持って、物事に取り組める姿勢は持っていたい。

 

長期を見据えて、目先のことを死ぬ気でやる。

 

結果、やっぱりこれが大事ですね。

これからも、もっと頑張ります。